2010年12月2日木曜日

クラウド・マシン X41

わたしのUbuntuマシンのシステム情報はこんな感じです。


マシンはThinkPad X41。IBMがつくった最後のThinkPadです。ハードディスクが激遅のために、よほど愛している人じゃなければ、お払い箱にしてしまうだろう悲しいコンピュータです。
だってさ、3万円も払えばネットブック買えちゃうもん。激遅ディスクのX41を使い続けるよりは、そっちのほうが絶対にキモチよく使えるはずなんだよね。

わたしはこのマシンの激遅ディスクを、OCZ製SSDに変えて運用しています。すると、ネットブックに比肩するか、ちょっとは速いPCになるんですよ。

これは再生させてから気づいたんですけど、X41はキーボードが傑作なんです。今のわたしのメインマシンは同じThinkPadのX200Sですけど、キーボードだけを比べると、X41のほうがいい。ライティング・マシンとしては最高の環境だな、と思っています。

ただし、上の情報を見てもらえばわかるんですけど、SSDは32GBですから、空き領域が20GBしかありません。今後のことを考えれば、データの保存はできない。また、CPUが時代遅れであるために、現代の(……というのは気がひけるんですけど、X41は明らかに過去のマシンです)重いアプリケーションの運用には向きません。

Ubuntuは本当にたくさんのアプリケーションがあって、いずれここでもいろいろレポートしていきたいと思ってるんですけど、必然的に「軽いアプリ」をもとめることになります。

エディタはLinux版「メモ帳」といえるLeafpad。
ブラウザはGoogle Chrome。

主に、このふたつだけを動かす感じで使っています。それであまり不自由はしないんですよね。
(もちろんGNOMEデフォルトのCUI端末や、ファイラnautilusはガンガン使ってますけど)

これはX41の現役時代には難しかったことだと思います。

「クラウド」という流行語は意味が漠然としすぎているのであまり好きじゃないですが、ここ数年でウェブ・サービスは本当に充実しました。こうしたサービスを積極的に利用すれば、古いPCだって立派に現役で行ける。メーラはGmailだし、EvernoteもChromeの機能を使って運用しています。

X41のSSD化は、デフォルトOSのWindowsXPを入れたりすると、けっこうトラブルもあるみたいなんです。ネットにはそういう「失敗レポ」がたくさんあります。
でも、Ubuntuなら大丈夫。問題なく使える。
X41を再生させたのは、改造に使用したSSDでも、それを試みたわたしでもなく、Ubuntuなのかもしれないな、と思っています。



This Page is created on Ubuntu Linux 10.10.
Ubuntu installed on IBM ThinkPad X41(The Last IBM Model - SSD remodeled).

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