「プチフリ」ってご存じですか?
プチ・フリーズ、つまり短い時間フリーズして、OSの動作が緩慢になったり、止まっちゃったりする現象をいいます。
構造上、SSDにはきわめて起こりやすい現象らしいです。最近リリースされたSSDは対策済みのものも多いらしいですが、SSDが古いものだったり、安いものだったりすると、わりと頻繁に起こるらしい。
ちなみに、わがUbuntuマシンThinkPad X41に搭載されているのは、OCZ製の32GB。
ええそうです。古いうえに安いっすよ。
WindowsのファイルシステムNTFSやFATではプチフリが起こりやすいが、Linuxはファイルシステムがまったく異なるのでプチフリは起こらない。SSDを使いたければ悪いことはいわないからLinuxをインストールしなさい、なんて記事はネットに散見されます。
でも……
ウソですからそんなの。
いや、この記事なんか見ますと、「Linuxのファイルシステムはプチフリが起こりにくい」とは言えるみたいです。
裏とったわけじゃないので、「ここまで調べて書かれてるんだからたぶん本当だろう」という程度にしか信用できませんけど。
でも、時折プチフリしてるのは、まごうことなき事実。
するんだもん、じっさい。
これに勝る証拠はない。
わがUbuntu10.10のファイルシステムは以下のとおり。
/etc/fstabをキャプチャして掲載します。
Linuxは起動時に/etc/fstabを読み込んでディスクをマウントするんですよ。
逆にいうと、ここに書かれていないドライブ(たとえば最近あまり見ませんけどSCSI接続のCD-ROMドライブとか)を認識させるためには、ユーザが明示的に指定しなければなりません。
画像中盤ぐらいに見える/dev/sda1というのが、システムがインストールされているSSDですね。
Linuxで最近実用化されたファイルシステム、ext4が使われているのがわかります。
頻繁に書き込みが起こるため、SSDマシンでは仮想メモリのパーティション(スワップ・パーティション)はつくらないほうが良い、というのは知ってましたから、インストール時にいっさい設けませんでした。
……つまり、このマシンはメモリがいっぱいになるとディスクの助けは借りられないんです。たぶん止まるんじゃないかと思ってますけど、怖いのであまりストレスフルな作業はさせていません。
とりあえず「Linuxはプチフリしない」は熱心なエヴァンジェリストがついたウソ。
でもWindowsに比べれば回数はすくない……はずだ、というあたりで納得しております。
This Page is created on Ubuntu Linux 10.10.
Ubuntu installed on IBM ThinkPad X41(The Last IBM Model - SSD remodeled).
とおりすがりの者です。そうですか。現在はXP r2にてFlashFireを入れてプチフリを抑制していますがSSDの価格がこなれてきたらLinuxでもプチフリ発生頻度をwindows環境と比較してみようと思います。
返信削除私もOCZのSSD「Agility 3」128GBにUbuntu11.10をインストールしたのですが、あまりにも頻繁に固まるので調べていた、結果こちらの記事に辿り着きました。
返信削除筐体はONKYO C405W4(ネットブック)
プロセッサー Intel Atom N280
メモリ 1GB
私の場合、ブラウジングやオフィス系の作業では全くなんともないのですが、写真データの管理で画像を連続でぱらぱらと見る(送る)だけの作業だけ、たとえ写真が大きくても小さくても、5枚くらい見ると15秒ほど固まる…といった感じです。
固まってる時間の方が長いです。
これはいわゆる「プチフリ」とは違う気もするのですが、SSDの記録方式の特性と、画像ビュアーに拠るものと両方の線で調べていますが、まだ解決策が見つかりません。
引き続き調べてみます。