2011年2月4日金曜日

Blekkoと梅の花


あたらしい検索エンジンBlekkoをいじってみました。
おもしろいのは、スラッシュ検索と呼ばれるものですね。検索ワードに/date とつけると、新しいものだけを検索してくれる。/Amazonとつければ、Amazonで販売されている商品だけを選んでくれる。Google検索で表示される山ほどのリンクをたどるよりも、効力を発揮する場面がきっとあるはずです。

こういうものは試してみないと理解できないわけで、あれこれやってみて「おおーBlekko便利じゃん」という話になったんですけど、やってるうちに気づきました。検索ワードを日本語にすると、自慢のスラッシュ検索がほとんど使えなくなる、って。
まあ、Googleのサービスですらまだ日本語化してないドキュメントがたくさんあるわけで(Google FeedBurnerとかね)、Blekkoに日本語版つくれるわけがないんですけど。
よく否定的に「ガラパゴス」なんていわれますけど、その大きな要因のひとつは、言語の壁ですよね(もっとも大きいのは日本国内市場の大きさだと思いますが)。

検索エンジンはGoogleひとり勝ちですよね。
日本はYahoo!のシェアが大きい珍しい国だ、なんていわれてますが、Yahoo! JAPANで使われているのもGoogleの検索エンジンです。Yahoo!を利用している人も、間接的にGoogleを使っていることになる。日本におけるGoogleのシェアが他国に比べてすくないわけではありません(本国アメリカのYahoo!はMicrosoftのBingと組んでいます)。

でもね、検索エンジンにかぎらず、今あるそれがベストとはかぎらない。厳しい冬のなかで、梅の花は着々と開花準備をはじめているんだ。勝者が美酒に酔っているとき、かならず新しい勢力が胎動をはじめているんです。
それがBlekkoだ、なんて言うつもりはないし、言えないんだけれど、こういう試みは応援したいし、広まってほしいな、と思います。

まだ検索エンジンといえばInfoseekやAlta Vistaだった時代(知ってる人はすくないんだろうなあ)、Google検索が登場したときの鮮烈さを、わたしはよく覚えています。当時のGoogleにはAdwordsもAdsenseもなかった。たぶん、企業じゃなかったんだと思います。
そこからでもこんなに大きくなれるんです。今、Googleって会社は、トヨタ(日本一の企業)よりもずっとでかいんですよ。まさにアメリカン・ドリームです。

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