2010年11月29日月曜日

Ubuntuの「試してくれよ!」というメッセージ

Ubuntuの特徴――それはなんといっても、インストールがらくちんなことでしょう。

LinuxはWindowsよりずっと使いやすいOSだ、なんて語る人がたまにいるんですが、それはどうかな、と思っています。
すくなくとも、今日はじめてパソコンに向かい、OSを操りはじめる人にとって、どっちがわかりやすくて扱いやすいか、といったら断然Windowsだと思います。ソフトや周辺機器も充実してるし、初心者にも親切です。ついでにいえば、最新のWindows7もとても優れたOSだと思います。

でも、インストールだけは、WindowsよりUbuntuのほうが絶対にらくちん。
Windowsはインストールが終わるまでに、何度も何度も再起動しなければなりません。時間もずいぶんかかります。でも、Ubuntuのインストールに再起動はありませんし、時間だってかからない。ユーザ認証のためのコード入力とかもないですから、手間もたぶん、Windowsよりすくないと思います。

Ubuntuの特色はもうひとつ。
インストールが終われば、なんの設定もなくインターネット接続でき、動画や音楽などのマルチメディアもイケることです。
当たり前じゃないか、というなかれ。Linuxはかつて、このあたりの設定を手動でしてあげないと動かないOSだったんです。
「設定ファイル」という名のテキストファイルをいじって、PCのパーツをひとつひとつ認識させていく。モデムはこれ。サウンドカードはこれ。モニタはこれ。GUIのツールなんかほとんどありませんでしたから、エディタ上での作業が大半でした。

そのころに比べると、Ubuntuは本当に親切です。同じLinuxとは思えないぐらい。
インストールの解説もきわめてていねいです。
もちろん、トラブルが起こる機種もあるんでしょうけど、それは大なり小なりWindowsでもあることですよね。

さらに、UbuntuはUSBメモリにインストールして試すことができる。
PC本体にはインストールしないわけですから、常用しているWindows環境に手をつけずに、使用することができるんです。「試す」ことがすごく簡単になっているんですね。
「試してくれよ!」というメッセージなんだと思っています。


開かれたLinux。
それがUbuntuです。

でも、どんなにシュガーコーティングされ、食べやすそうに見えようと、LinuxはLinuxです。めんどくさいところはやっぱりめんどくさい。プラグ・アンド・プレイ(もしかして死語?)とはいかないところもけっこうあります。

そのあたり、楽しんでやれる人ならぜひ使ってほしいなあ、と思っています。

なんてったってタダ。これがでかいよ。

じつは、この「タダ」には深〜い意味があるんですが、それはこの後、おいおい書いていくつもりです。


This Page is created on Ubuntu Linux 10.10.
Ubuntu installed on IBM ThinkPad X41(The Last IBM Model - SSD remodeled).

0 件のコメント:

コメントを投稿