自宅と勤務先で、WindowsXPのデスクトップ・マシンを使っています。
XPはほとんどWindowsのスタンダードですよね。
そこそこ使い勝手がいいせいで、Windows7にアップグレードしよう、という需要は意外にすくないように思います。
オフィスでは7ではなくXPを見る機会のほうが多いような気がするんだけど、どうだろう?
XPには良くないところがひとつ。1年も継続使用すると、だんだん挙動が遅くなってくる。たいがいの人は遅くなっても気にせず使ってるみたいですけど。
やはり、理由はあるみたいです。
使い続けたPCはなぜ遅くなるのか。その解決法とは?
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0409/10/news042.html
すこし難易度高めですが、再インストールを経ずにクリーンアップする方法もありました。
http://plusd.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0409/14/news001.html
このことに関して、先日、あるプログラマと話しました。
「XPって、1年も使うと遅くなってくるよね」
「そうですね」
「Linuxでも同じかな?」
「いや、あれはWindowsだけだと思いますよ。Linuxはたぶん遅くならない」
「だとすれば『わざと』の可能性もあるんじゃないの? 遅くなれば買い換え需要が生まれるじゃん。汚え商売してやがんなーと思ってさ」
「いや、それはないでしょう。だって、Windows7って遅くならないでしょ?」
そう言われてハタと気づきました。そういや、わたしのWindows7マシン(ThinkPad X200S)だって、使いはじめて1年以上経つんです。なのに、遅くなってない。XPから7へ、きっちりイノベーションしてるわけです!
すごくいいことなんだけど、Microsoft的には自分の首を絞めてるところもあるんだろうな。
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2011年1月16日日曜日
2011年1月9日日曜日
Voice-Trek認識します! [Ubuntu10.10]
Linuxに関しては、浦島太郎みたいなところがあります。なまじっか以前使っていたために、「周辺機器を認識させるのにひと苦労」みたいなイメージがあるんです。
でもね、USB機器なら、たいがい差せば認識します。Androidは確実にイケるし、たぶんiPhoneも大丈夫。一般のWindowsパソコンとなんら変わりません。
わたしの数すくない商売道具のひとつ、オリンパス Voice-Trek DS-50。
取材時に使用します。
録音すると本体メモリにWMAファイルが生成されます。スピーカーがついてるので再生もできますけど、たいがいファイルを移動してPCで再生します。
Ubuntu10.10は、USBケーブルでつなぐだけで、こいつを/media/DS-50として認識するんですよ。
コマンドでファイル操作できるから、こいつはラク!
こういうもんつなぐたびに、
「お、認識するじゃないの!」
なんて口走っちゃうんですよね。
Ubuntuでは当たり前なんだろうけど、わたしが昔つかってたLinuxはそうじゃなかったんだ。
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でもね、USB機器なら、たいがい差せば認識します。Androidは確実にイケるし、たぶんiPhoneも大丈夫。一般のWindowsパソコンとなんら変わりません。
わたしの数すくない商売道具のひとつ、オリンパス Voice-Trek DS-50。
取材時に使用します。
録音すると本体メモリにWMAファイルが生成されます。スピーカーがついてるので再生もできますけど、たいがいファイルを移動してPCで再生します。
Ubuntu10.10は、USBケーブルでつなぐだけで、こいつを/media/DS-50として認識するんですよ。
コマンドでファイル操作できるから、こいつはラク!
こういうもんつなぐたびに、
「お、認識するじゃないの!」
なんて口走っちゃうんですよね。
Ubuntuでは当たり前なんだろうけど、わたしが昔つかってたLinuxはそうじゃなかったんだ。
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2011年1月1日土曜日
カスタマイズ――無限への扉
新年あけましておめでとうございます。
今年はやりたいこと・やろうと思っていること・やらねばならないこと、たくさんあります。
なにもやらないよりはやったほうがいい。座して待つより走り出したほうがいい。
それは勿論なんですけれども、ときとして、やりすぎてしまうこともある。そのあたり、一種の慎重さも必要なのでしょう。
てなわけで、2011年1発目のテーマは、「やりすぎちまった男」です。
LinuxというOSの美点をひとつあげるとするなら、それは「限界がない」ということでしょう。
OSの隅の隅、カーネルの奥の奥まで仕様が公開されている――いわゆる「オープンソース」ですが、ユーザはそれを自由に、好き勝手にいじることを許されています。自分好みのOSを求めて、どこまでもカスタマイズできるんです。こと個人ユースにかぎるならば、LinuxならぬKurosonux(わたしのハンドルです)をつくったっていい。
とはいえ、誰にでも可能なことじゃありません。それができる技術をもった人はきわめてまれです。
かくいうわたしも「もってない」ほうで、公開されているソースコードなど見ても、なにが書かれているのかサッパリわかりません。
かつて一度だけ、カーネルのソースコードをダウンロードしてじっくり眺めたことがあります。
とはいえ、改変するためでも勉強するためでもありません。
わたしの職業は本づくりなのですが、その本のデザインに、コードの文字列を並べたらカッコいいだろうと思い、はてさてどのあたりを持ってくるべきか、けっこう時間をかけて吟味したのです。要するに字として並べてカッコいい文字列を探したので、意味なんざまるでわかっちゃいません。所詮、わたしにできるのはその程度です。
わかる人に言わせれば、Linuxカーネルというのはほんとに美しく書かれてるらしいんですが、そんな「美しさ」なんかわかるはずもない。
とはいえ、Linuxの「限界のなさ」は、ちょっと気を許していると、わたしのような門外漢さえ虜にしてしまいます。無限のカスタマイズへと誘う扉は、そこかしこに開いているんです。
昨年末、ちょっと時間があったもんで、いじりはじめてしまいました。
当初は、かっくいいアイコン・テーマFaenzaをインストールするだけのつもりでした。ところが、そのうちにどうしてもMac OSふうのドックCairo-Dockを入れたくなった。
入れましたよ。
わたしのマシンは老兵です。不必要な改変や装飾は、システムに大きな負担をかけ、老兵に酷な仕事を課すことになります。
そもそも、解像度1024X768の狭いデスクトップに、ドックなんか必要ないんだよ。
案の定、グラフィックボードが悲鳴をあげはじめました。
アプリケーションのウィンドウを閉じても、その残滓がモニタ上に残ってしまう。描画性能がついていけなくなってしまったんです。
わー、こりゃムリだわ、と思いました。
そこで元に戻せばいいようなもんの、ふと思う。
LinuxのGUI環境というのは、X Window Systemと呼ばれるひとつのアプリケーションです。Windowsのように、OS本体がGUIになっているわけじゃない。したがって、UbuntuデフォルトのGNOMEデスクトップは、別のものに取り替えることができます。
現在の環境はそのまま残しておいて、軽いウィンドウ・マネージャをインストールし、状況に応じて切り替えながら使えばいいじゃないか。そうすれば、デザインに凝った現在の環境と、軽快でストレスのない環境と、両方を手にすることができる!
そこでわたしがインストールしたのはLXDEです。軽量サクサク環境。
なかなかイイけど、今のままでは設定に苦労しそうだぞ……と考えたところでハタと気づきました。
あっ、ディスク容量!
さっそくdfコマンド。
わずかひと月まえ、この記事を書いていたときには20GB以上あった空き領域が、たったの8.6GBになってしまっています。使用率69%!
ああそうだ、このマシンはあくまでライティング・マシンとして運用しようと思っていたのだ。老兵であるうえに、ディスク・スペースにも限りがあるんだよ。
スカッと忘れてた……。
もともと設定好き・環境構築好きなんですよね。
そうじゃなきゃ、Linuxを使おうなんて思わないのかもしれません。
とはいえ、Linuxのカスタマイズは自分で納得しないかぎり永遠に続いてしまう。カスタマイズ無限地獄です。
過ぎたるは及ばざるがごとし。やりすぎはよくねえよ。やるときゃ「自分の立ち位置(マシンパワー)を振り返る」程度の慎重さは必要だぜ。
昨年末、そんな教訓を得ることができました。
で、デザインに凝ったアイコン・テーマやドックはどうしたかって?
まったく使ってませんけど、システムには入ったままです。むろんLXDEも。
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今年はやりたいこと・やろうと思っていること・やらねばならないこと、たくさんあります。
なにもやらないよりはやったほうがいい。座して待つより走り出したほうがいい。
それは勿論なんですけれども、ときとして、やりすぎてしまうこともある。そのあたり、一種の慎重さも必要なのでしょう。
てなわけで、2011年1発目のテーマは、「やりすぎちまった男」です。
LinuxというOSの美点をひとつあげるとするなら、それは「限界がない」ということでしょう。
OSの隅の隅、カーネルの奥の奥まで仕様が公開されている――いわゆる「オープンソース」ですが、ユーザはそれを自由に、好き勝手にいじることを許されています。自分好みのOSを求めて、どこまでもカスタマイズできるんです。こと個人ユースにかぎるならば、LinuxならぬKurosonux(わたしのハンドルです)をつくったっていい。
とはいえ、誰にでも可能なことじゃありません。それができる技術をもった人はきわめてまれです。
かくいうわたしも「もってない」ほうで、公開されているソースコードなど見ても、なにが書かれているのかサッパリわかりません。
かつて一度だけ、カーネルのソースコードをダウンロードしてじっくり眺めたことがあります。
とはいえ、改変するためでも勉強するためでもありません。
わたしの職業は本づくりなのですが、その本のデザインに、コードの文字列を並べたらカッコいいだろうと思い、はてさてどのあたりを持ってくるべきか、けっこう時間をかけて吟味したのです。要するに字として並べてカッコいい文字列を探したので、意味なんざまるでわかっちゃいません。所詮、わたしにできるのはその程度です。
わかる人に言わせれば、Linuxカーネルというのはほんとに美しく書かれてるらしいんですが、そんな「美しさ」なんかわかるはずもない。
とはいえ、Linuxの「限界のなさ」は、ちょっと気を許していると、わたしのような門外漢さえ虜にしてしまいます。無限のカスタマイズへと誘う扉は、そこかしこに開いているんです。
昨年末、ちょっと時間があったもんで、いじりはじめてしまいました。
当初は、かっくいいアイコン・テーマFaenzaをインストールするだけのつもりでした。ところが、そのうちにどうしてもMac OSふうのドックCairo-Dockを入れたくなった。
入れましたよ。
わたしのマシンは老兵です。不必要な改変や装飾は、システムに大きな負担をかけ、老兵に酷な仕事を課すことになります。
そもそも、解像度1024X768の狭いデスクトップに、ドックなんか必要ないんだよ。
案の定、グラフィックボードが悲鳴をあげはじめました。
アプリケーションのウィンドウを閉じても、その残滓がモニタ上に残ってしまう。描画性能がついていけなくなってしまったんです。
わー、こりゃムリだわ、と思いました。
そこで元に戻せばいいようなもんの、ふと思う。
LinuxのGUI環境というのは、X Window Systemと呼ばれるひとつのアプリケーションです。Windowsのように、OS本体がGUIになっているわけじゃない。したがって、UbuntuデフォルトのGNOMEデスクトップは、別のものに取り替えることができます。
現在の環境はそのまま残しておいて、軽いウィンドウ・マネージャをインストールし、状況に応じて切り替えながら使えばいいじゃないか。そうすれば、デザインに凝った現在の環境と、軽快でストレスのない環境と、両方を手にすることができる!
そこでわたしがインストールしたのはLXDEです。軽量サクサク環境。
なかなかイイけど、今のままでは設定に苦労しそうだぞ……と考えたところでハタと気づきました。
あっ、ディスク容量!
さっそくdfコマンド。
わずかひと月まえ、この記事を書いていたときには20GB以上あった空き領域が、たったの8.6GBになってしまっています。使用率69%!
ああそうだ、このマシンはあくまでライティング・マシンとして運用しようと思っていたのだ。老兵であるうえに、ディスク・スペースにも限りがあるんだよ。
スカッと忘れてた……。
もともと設定好き・環境構築好きなんですよね。
そうじゃなきゃ、Linuxを使おうなんて思わないのかもしれません。
とはいえ、Linuxのカスタマイズは自分で納得しないかぎり永遠に続いてしまう。カスタマイズ無限地獄です。
過ぎたるは及ばざるがごとし。やりすぎはよくねえよ。やるときゃ「自分の立ち位置(マシンパワー)を振り返る」程度の慎重さは必要だぜ。
昨年末、そんな教訓を得ることができました。
で、デザインに凝ったアイコン・テーマやドックはどうしたかって?
まったく使ってませんけど、システムには入ったままです。むろんLXDEも。
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2010年12月26日日曜日
「Linuxはプチフリしない」ってホントか?
「プチフリ」ってご存じですか?
プチ・フリーズ、つまり短い時間フリーズして、OSの動作が緩慢になったり、止まっちゃったりする現象をいいます。
構造上、SSDにはきわめて起こりやすい現象らしいです。最近リリースされたSSDは対策済みのものも多いらしいですが、SSDが古いものだったり、安いものだったりすると、わりと頻繁に起こるらしい。
ちなみに、わがUbuntuマシンThinkPad X41に搭載されているのは、OCZ製の32GB。
ええそうです。古いうえに安いっすよ。
WindowsのファイルシステムNTFSやFATではプチフリが起こりやすいが、Linuxはファイルシステムがまったく異なるのでプチフリは起こらない。SSDを使いたければ悪いことはいわないからLinuxをインストールしなさい、なんて記事はネットに散見されます。
でも……
ウソですからそんなの。
いや、この記事なんか見ますと、「Linuxのファイルシステムはプチフリが起こりにくい」とは言えるみたいです。
裏とったわけじゃないので、「ここまで調べて書かれてるんだからたぶん本当だろう」という程度にしか信用できませんけど。
でも、時折プチフリしてるのは、まごうことなき事実。
するんだもん、じっさい。
これに勝る証拠はない。
わがUbuntu10.10のファイルシステムは以下のとおり。
/etc/fstabをキャプチャして掲載します。
Linuxは起動時に/etc/fstabを読み込んでディスクをマウントするんですよ。
逆にいうと、ここに書かれていないドライブ(たとえば最近あまり見ませんけどSCSI接続のCD-ROMドライブとか)を認識させるためには、ユーザが明示的に指定しなければなりません。
画像中盤ぐらいに見える/dev/sda1というのが、システムがインストールされているSSDですね。
Linuxで最近実用化されたファイルシステム、ext4が使われているのがわかります。
頻繁に書き込みが起こるため、SSDマシンでは仮想メモリのパーティション(スワップ・パーティション)はつくらないほうが良い、というのは知ってましたから、インストール時にいっさい設けませんでした。
……つまり、このマシンはメモリがいっぱいになるとディスクの助けは借りられないんです。たぶん止まるんじゃないかと思ってますけど、怖いのであまりストレスフルな作業はさせていません。
とりあえず「Linuxはプチフリしない」は熱心なエヴァンジェリストがついたウソ。
でもWindowsに比べれば回数はすくない……はずだ、というあたりで納得しております。
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プチ・フリーズ、つまり短い時間フリーズして、OSの動作が緩慢になったり、止まっちゃったりする現象をいいます。
構造上、SSDにはきわめて起こりやすい現象らしいです。最近リリースされたSSDは対策済みのものも多いらしいですが、SSDが古いものだったり、安いものだったりすると、わりと頻繁に起こるらしい。
ちなみに、わがUbuntuマシンThinkPad X41に搭載されているのは、OCZ製の32GB。
ええそうです。古いうえに安いっすよ。
WindowsのファイルシステムNTFSやFATではプチフリが起こりやすいが、Linuxはファイルシステムがまったく異なるのでプチフリは起こらない。SSDを使いたければ悪いことはいわないからLinuxをインストールしなさい、なんて記事はネットに散見されます。
でも……
ウソですからそんなの。
いや、この記事なんか見ますと、「Linuxのファイルシステムはプチフリが起こりにくい」とは言えるみたいです。
裏とったわけじゃないので、「ここまで調べて書かれてるんだからたぶん本当だろう」という程度にしか信用できませんけど。
でも、時折プチフリしてるのは、まごうことなき事実。
するんだもん、じっさい。
これに勝る証拠はない。
わがUbuntu10.10のファイルシステムは以下のとおり。
/etc/fstabをキャプチャして掲載します。
Linuxは起動時に/etc/fstabを読み込んでディスクをマウントするんですよ。
逆にいうと、ここに書かれていないドライブ(たとえば最近あまり見ませんけどSCSI接続のCD-ROMドライブとか)を認識させるためには、ユーザが明示的に指定しなければなりません。
画像中盤ぐらいに見える/dev/sda1というのが、システムがインストールされているSSDですね。
Linuxで最近実用化されたファイルシステム、ext4が使われているのがわかります。
頻繁に書き込みが起こるため、SSDマシンでは仮想メモリのパーティション(スワップ・パーティション)はつくらないほうが良い、というのは知ってましたから、インストール時にいっさい設けませんでした。
……つまり、このマシンはメモリがいっぱいになるとディスクの助けは借りられないんです。たぶん止まるんじゃないかと思ってますけど、怖いのであまりストレスフルな作業はさせていません。
とりあえず「Linuxはプチフリしない」は熱心なエヴァンジェリストがついたウソ。
でもWindowsに比べれば回数はすくない……はずだ、というあたりで納得しております。
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2010年12月24日金曜日
Ubuntuを「最初のパソコン」とするNPO
NPO法人「シニアSOHO小金井」のサイトを見て驚きました。
毎月のように地元の喫茶店でパソコン教室を開催してるみたいなんですが、これが「Ubuntu教室」なんです!
サイトには、Windowsに比べてUbuntuがいかに優れているかが縷々述べられています。熱意はよくわかるし、できれば同意したいんだけど、ちとこじつけっぽいなー、と思えるところがちらほら。
たとえば、UbuntuにはWindowsにおける有料ソフト、Microsoft OfficeやAdobe Photoshopの代用となるフリーのオープンソース・ソフトウェアがある、という話。たしかにOpen Officeは標準で入っているし、Gimpをインストールするのも容易ですから、ウソはついちゃいません。でも、じつはこれって、Windows版もふつうにあるんです。Ubuntuだけのメリットじゃない。
こうした例を排除していくと、「Ubuntuでなければならぬ理由」はかなり希薄なものになってしまうのでは、と思いました。
とはいえ、「Ubuntuを/Linuxを広めよう」というNPO側の意志は大いに伝わってきますし、尊重したいと思います。また、きわめて貴重な試みですから、応援したいですね。
SOHOを目指すシニアの方々のなかには、「パソコンはじめて」という人もたくさんいらっしゃるでしょう。そういう人が「最初のパソコン」としてUbuntuを選択するのは「アリ」だと思うし、案外Windowsよりも使い勝手がいいかもしれないんです。
ソフトウェアのインストールなんかも、「Ubuntuソフトウェアセンター」にあるものだけを使用するならば、「窓の杜」でWindows用ソフトを検索し、インストールするより絶対にわかりやすいし手間もかからない。
かつてLinuxでは、WordやExcelでつくられたファイルを見ることはできませんでした。
したがって、まっとうに仕事をするためには、Microsoft Officeがインストールされた環境――Windows環境が絶対に必要でした。
でも、今ならOpen Officeがあります。
……いや、ファイルの内容を確認するだけなら、Open Officeさえ必要ないんです。GoogleやZOHOのウェブアプリケーション・サービスを利用すればいい。
そんなふうに、「OSの差異」がかぎりなくゼロに近づいているわけですから、Linuxの利用をすすめるのは、正しいことである気がします。イニシャルコストはむろんのこと、ランニングコストもゼロに近いですしね。
最初のパソコンとしてUbuntuを選択したシニアの方々は、どんなふうに利用されているんだろう? すごく興味があります。
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毎月のように地元の喫茶店でパソコン教室を開催してるみたいなんですが、これが「Ubuntu教室」なんです!
サイトには、Windowsに比べてUbuntuがいかに優れているかが縷々述べられています。熱意はよくわかるし、できれば同意したいんだけど、ちとこじつけっぽいなー、と思えるところがちらほら。
たとえば、UbuntuにはWindowsにおける有料ソフト、Microsoft OfficeやAdobe Photoshopの代用となるフリーのオープンソース・ソフトウェアがある、という話。たしかにOpen Officeは標準で入っているし、Gimpをインストールするのも容易ですから、ウソはついちゃいません。でも、じつはこれって、Windows版もふつうにあるんです。Ubuntuだけのメリットじゃない。
こうした例を排除していくと、「Ubuntuでなければならぬ理由」はかなり希薄なものになってしまうのでは、と思いました。
とはいえ、「Ubuntuを/Linuxを広めよう」というNPO側の意志は大いに伝わってきますし、尊重したいと思います。また、きわめて貴重な試みですから、応援したいですね。
SOHOを目指すシニアの方々のなかには、「パソコンはじめて」という人もたくさんいらっしゃるでしょう。そういう人が「最初のパソコン」としてUbuntuを選択するのは「アリ」だと思うし、案外Windowsよりも使い勝手がいいかもしれないんです。
ソフトウェアのインストールなんかも、「Ubuntuソフトウェアセンター」にあるものだけを使用するならば、「窓の杜」でWindows用ソフトを検索し、インストールするより絶対にわかりやすいし手間もかからない。
かつてLinuxでは、WordやExcelでつくられたファイルを見ることはできませんでした。
したがって、まっとうに仕事をするためには、Microsoft Officeがインストールされた環境――Windows環境が絶対に必要でした。
でも、今ならOpen Officeがあります。
……いや、ファイルの内容を確認するだけなら、Open Officeさえ必要ないんです。GoogleやZOHOのウェブアプリケーション・サービスを利用すればいい。
そんなふうに、「OSの差異」がかぎりなくゼロに近づいているわけですから、Linuxの利用をすすめるのは、正しいことである気がします。イニシャルコストはむろんのこと、ランニングコストもゼロに近いですしね。
最初のパソコンとしてUbuntuを選択したシニアの方々は、どんなふうに利用されているんだろう? すごく興味があります。
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2010年12月14日火曜日
Emacsというエディタ
大して使いやしないくせに、わたしのUbuntuにはEmacsがインストールされています。
デフォルトでは入ってないんですけど、「最新のEmacsを使ってみたい」というヘンな好奇心と義務感によって、わざわざインストールして入れてあるのです。
たまーに気分が乗ると、これで文書を書いたりしています。
使い勝手は……残念ながらあまりいいとはいえません。だって、わかんないんだもの。
Emacsは「なんでもできる」オールマイティなアプリケーションです。
本業はエディタ……ということになっていますが、その能力はエディタのワクを大きくハミ出し、ウェブ・ブラウズもできるし、メーラにもなる。コンソールにもなる。プログラムのコンパイルだってできる!
Emacsは、PC上のほとんどあらゆることをたったひとりで解決しちゃう凄いやつ、なのです。
でも、それゆえの欠点がひとつ。
「なんでもできる」を実現するために、Emacsは操作が複雑です。たいがいのソフトウェアは「慣れないと使いこなせない」側面をもっていると思いますが、その点が突出している。
使いこなすことができれば限りなく便利だと思いますし、設定ファイルをいじってその能力を極限まで引き出せるならば、こんなに優秀なやつはそういないでしょう。
でも、いかんせん設計思想が古すぎる。非力なネットブックですらブラウザとエディタとコンソールを同時に立ち上げていても、まっとうに動くでしょう。「なんでもできる」がすでに理由をなくしています。
「なんでもできる」は、マルチウィンドウが存在せず、単一コンソールですべてをこなす必要があった古い時代に要請された機能だったのだと思います。
今Emacsを使ってるのは、古い時代から使っていて、Emacsの能力を存分に引き出せる猛者だけじゃないかな。
当然のこと、わたしには使いこなせません。
だったらなんで入れてんのよって話ですが、単純な話、懐かしいんです。
かつて頻繁にLinuxを使用していた一時期(10年ほど前でしょうか?)、もっともよく使っていたアプリはEmacsの国際版(日本語対応版)Muleでした。
当時、メールの送受信はMule/Emacsでやるのがふつうだったし、日本語対応しているエディタ自体、あまりなかった。それゆえの選択でした。
これは今でもそうですけど、EmacsはGUI環境だけではなく、コンソール画面でも使うことができます。世代的にコンソールは珍しい世代(はじめてのPCがWindows95)ですから、新鮮味もあって、あえてコンソールでメール書いたりしてましたよ当時は。うーん懐かしい。
「ああEmacsだなあ」と思いたい。
今、わたしがEmacsをインストールし、すくないディスクスペースを占有させてる理由はそれだけです。常用しようとも覚えようとも思わないけど、ときどき立ち上げたい。ほとんど観賞用ですね。
Ubuntuを使っていると、それがLinuxであることを忘れてしまうんです。それほどストレスなく使えてるってことですが、たまにこういう歴史的遺物を見て、長い長いUNIX文化を忍びたくなるのかもしれません。
歴史的遺物なんて言うな! まだバージョンアップしてるだろ! といわれればその通りだけど……Emacsの最初のバージョンって、パソコン誕生よりずっと古いんですよ。そこまで歴史あるソフトはそうそうないでしょ?
Emacsはあの「ハッカー界の聖人」リチャード・ストールマンがつくったソフトウェアです。
マイクロソフトやアップルなど、ソフトウェアを売ってお金を儲けようとする企業を「社会の害悪」と断じ、「フリー・ソフトウェア運動」を展開して戦い続ける革命戦士。ストールマンいわく「フリー」は「タダ」ではなく、「自由」を意味します。彼は自由のために戦う男なんです、まちがいなく。
でも、断じて理念に凝り固まった左翼活動家じゃない。本人はかぎりなくウィットに富んだ知性の持ち主で、発言がとにかくムチャクチャにおもしろいんです。ハーバード→MIT研究所の大天才のくせに(大天才だから?)、あえてヒッピー風のルックスを変えようともしないところも大好きです。
(↓こういうオッサンです)

フリー・ソフトウェア運動って、納得できることがすごく多いんですよ。
これについては、いずれ稿をあらためて述べてみたいと思っています。
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デフォルトでは入ってないんですけど、「最新のEmacsを使ってみたい」というヘンな好奇心と義務感によって、わざわざインストールして入れてあるのです。
たまーに気分が乗ると、これで文書を書いたりしています。
使い勝手は……残念ながらあまりいいとはいえません。だって、わかんないんだもの。
Emacsは「なんでもできる」オールマイティなアプリケーションです。
本業はエディタ……ということになっていますが、その能力はエディタのワクを大きくハミ出し、ウェブ・ブラウズもできるし、メーラにもなる。コンソールにもなる。プログラムのコンパイルだってできる!
Emacsは、PC上のほとんどあらゆることをたったひとりで解決しちゃう凄いやつ、なのです。
でも、それゆえの欠点がひとつ。
「なんでもできる」を実現するために、Emacsは操作が複雑です。たいがいのソフトウェアは「慣れないと使いこなせない」側面をもっていると思いますが、その点が突出している。
使いこなすことができれば限りなく便利だと思いますし、設定ファイルをいじってその能力を極限まで引き出せるならば、こんなに優秀なやつはそういないでしょう。
でも、いかんせん設計思想が古すぎる。非力なネットブックですらブラウザとエディタとコンソールを同時に立ち上げていても、まっとうに動くでしょう。「なんでもできる」がすでに理由をなくしています。
「なんでもできる」は、マルチウィンドウが存在せず、単一コンソールですべてをこなす必要があった古い時代に要請された機能だったのだと思います。
今Emacsを使ってるのは、古い時代から使っていて、Emacsの能力を存分に引き出せる猛者だけじゃないかな。
当然のこと、わたしには使いこなせません。
だったらなんで入れてんのよって話ですが、単純な話、懐かしいんです。
かつて頻繁にLinuxを使用していた一時期(10年ほど前でしょうか?)、もっともよく使っていたアプリはEmacsの国際版(日本語対応版)Muleでした。
当時、メールの送受信はMule/Emacsでやるのがふつうだったし、日本語対応しているエディタ自体、あまりなかった。それゆえの選択でした。
これは今でもそうですけど、EmacsはGUI環境だけではなく、コンソール画面でも使うことができます。世代的にコンソールは珍しい世代(はじめてのPCがWindows95)ですから、新鮮味もあって、あえてコンソールでメール書いたりしてましたよ当時は。うーん懐かしい。
「ああEmacsだなあ」と思いたい。
今、わたしがEmacsをインストールし、すくないディスクスペースを占有させてる理由はそれだけです。常用しようとも覚えようとも思わないけど、ときどき立ち上げたい。ほとんど観賞用ですね。
Ubuntuを使っていると、それがLinuxであることを忘れてしまうんです。それほどストレスなく使えてるってことですが、たまにこういう歴史的遺物を見て、長い長いUNIX文化を忍びたくなるのかもしれません。
歴史的遺物なんて言うな! まだバージョンアップしてるだろ! といわれればその通りだけど……Emacsの最初のバージョンって、パソコン誕生よりずっと古いんですよ。そこまで歴史あるソフトはそうそうないでしょ?
Emacsはあの「ハッカー界の聖人」リチャード・ストールマンがつくったソフトウェアです。
マイクロソフトやアップルなど、ソフトウェアを売ってお金を儲けようとする企業を「社会の害悪」と断じ、「フリー・ソフトウェア運動」を展開して戦い続ける革命戦士。ストールマンいわく「フリー」は「タダ」ではなく、「自由」を意味します。彼は自由のために戦う男なんです、まちがいなく。
でも、断じて理念に凝り固まった左翼活動家じゃない。本人はかぎりなくウィットに富んだ知性の持ち主で、発言がとにかくムチャクチャにおもしろいんです。ハーバード→MIT研究所の大天才のくせに(大天才だから?)、あえてヒッピー風のルックスを変えようともしないところも大好きです。
(↓こういうオッサンです)

フリー・ソフトウェア運動って、納得できることがすごく多いんですよ。
これについては、いずれ稿をあらためて述べてみたいと思っています。
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2010年12月6日月曜日
Picasaインストール [Ubuntu10.10]
先月の最初のころですからもう1か月も前になりますけど、友人と奥多摩のさらに奥、日原に遊びに行ったんです。登山ならぬ山遊びですね。
ほのかに色づいた木々に囲まれ、渓流のわきで火を焚きつつ、焼き芋なんぞを焼きながらしたたかに酩酊する遊びです。日帰りだとクルマが使えないのでエライ遠いのが玉に瑕ですが、日々の生活で積もったココロの垢みたいなものはだいぶ落とすことができます。
デジカメ写真も撮影したんですけど、忙しくてPCに取り込む暇もありませんでした。今日、寸暇ができたのでウェブにアップロードし、友人に公開することにしました。
どうせやるならLinuxでやろうと思い、Picasaをインストールしてみることにしました。
現行バージョンは2.7ですが、こいつが不具合出まくり。大いに悩みました。
ようこそ、Linuxの世界へ!
インストールは簡単なんですけど、いきなり起動しません。
ターミナルがエラーメッセージを出しています。
設定ファイルが「Segmentation Fault」を起こしているので読み込めない、というわけですが、それがわかってもどう直していいかわかりません。
さんざん検索かけると、海の向こうのFedora Forumに同じ症状で悩んでいる人がいました。
LinuxエキスパートDangermouseさんが「dirty fix」つまり「美しくない解決」として次のような方法を教えてくれています。
彼の解決策はFedora向けですから、管理者権限(su)の扱いに少々ちがいがあります。Ubuntu向けに多少直して記述しますと:
~$ sudo sysctl -w vm.mmap_min_addr=0
sysctlはカーネルをチューニングするためのコマンド。
どうやら、けっこう深いところで問題が起こっていたらしい。Dangermouseさんによれば、nvidia driverとカーネルの問題だそうです。
みごとPicasaは起動しました。……が、この調子です。
ファイル名がハガキの郵便番号記入欄みたいになってるの、わかりますか。そう、文字化けしてるんです。
ああ、これぞLinuxの世界!
もっとも、文字化けはわりと一般的な問題で、修正法は日本語のドキュメントがたくさんあります。Picasa 2.7の直し方も見つかったんですけど、けっこうめんどくさい。
立ち上げるのだけでも大変だったんですから、もう、じゅうぶんLinuxの世界は体験しました。いーかげんラクしたくなってます。
いろいろ調べてみますと、Picasa3.0のベータ版がリリースされているという。こっちも文字化けするようなんですが、修正はラクそうです。
結局、苦労して起動するようになった2.7をアンインストールし、3.0ベータを入れ直しました。文字化けの解決はここにあるとおりにやるとスッキリ直ります。
Ubuntuユーザのみなさん、Picasaは最新3.0がオススメですよ!
かくして、Picasaは正常に起動し、たった今、友人に公開設定したウェブアルバムのURLを送ったところです。
……めんどい。めんどいっす。
たかだかPicasaのインストールでなんでこんなに悩まにゃならんのか。
Windowsならボタンひとつだぜ。
でもね、けっこう楽しかったりもするんですよ。
海の向こうのハッカー(システム破りをするやつじゃなくて、モノホンのエキスパートって意味です)の書き込みを、錆びついた英語力つかって読解するなんて経験は、「Linuxの世界」を彷徨しないと味わえないですから。
案外、苦労して日原まで行くのと似てるのかもしれないな、と思います。
日原は電車2時間半+バス40分の道程です。
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Ubuntu installed on IBM ThinkPad X41(The Last IBM Model - SSD remodeled).
ほのかに色づいた木々に囲まれ、渓流のわきで火を焚きつつ、焼き芋なんぞを焼きながらしたたかに酩酊する遊びです。日帰りだとクルマが使えないのでエライ遠いのが玉に瑕ですが、日々の生活で積もったココロの垢みたいなものはだいぶ落とすことができます。
デジカメ写真も撮影したんですけど、忙しくてPCに取り込む暇もありませんでした。今日、寸暇ができたのでウェブにアップロードし、友人に公開することにしました。
どうせやるならLinuxでやろうと思い、Picasaをインストールしてみることにしました。
現行バージョンは2.7ですが、こいつが不具合出まくり。大いに悩みました。
ようこそ、Linuxの世界へ!
インストールは簡単なんですけど、いきなり起動しません。
ターミナルがエラーメッセージを出しています。
設定ファイルが「Segmentation Fault」を起こしているので読み込めない、というわけですが、それがわかってもどう直していいかわかりません。
さんざん検索かけると、海の向こうのFedora Forumに同じ症状で悩んでいる人がいました。
LinuxエキスパートDangermouseさんが「dirty fix」つまり「美しくない解決」として次のような方法を教えてくれています。
彼の解決策はFedora向けですから、管理者権限(su)の扱いに少々ちがいがあります。Ubuntu向けに多少直して記述しますと:
~$ sudo sysctl -w vm.mmap_min_addr=0
sysctlはカーネルをチューニングするためのコマンド。
どうやら、けっこう深いところで問題が起こっていたらしい。Dangermouseさんによれば、nvidia driverとカーネルの問題だそうです。
みごとPicasaは起動しました。……が、この調子です。
ファイル名がハガキの郵便番号記入欄みたいになってるの、わかりますか。そう、文字化けしてるんです。
ああ、これぞLinuxの世界!
もっとも、文字化けはわりと一般的な問題で、修正法は日本語のドキュメントがたくさんあります。Picasa 2.7の直し方も見つかったんですけど、けっこうめんどくさい。
立ち上げるのだけでも大変だったんですから、もう、じゅうぶんLinuxの世界は体験しました。いーかげんラクしたくなってます。
いろいろ調べてみますと、Picasa3.0のベータ版がリリースされているという。こっちも文字化けするようなんですが、修正はラクそうです。
結局、苦労して起動するようになった2.7をアンインストールし、3.0ベータを入れ直しました。文字化けの解決はここにあるとおりにやるとスッキリ直ります。
Ubuntuユーザのみなさん、Picasaは最新3.0がオススメですよ!
かくして、Picasaは正常に起動し、たった今、友人に公開設定したウェブアルバムのURLを送ったところです。
……めんどい。めんどいっす。
たかだかPicasaのインストールでなんでこんなに悩まにゃならんのか。
Windowsならボタンひとつだぜ。
でもね、けっこう楽しかったりもするんですよ。
海の向こうのハッカー(システム破りをするやつじゃなくて、モノホンのエキスパートって意味です)の書き込みを、錆びついた英語力つかって読解するなんて経験は、「Linuxの世界」を彷徨しないと味わえないですから。
案外、苦労して日原まで行くのと似てるのかもしれないな、と思います。
日原は電車2時間半+バス40分の道程です。
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2010年11月30日火曜日
ウェブ・サービスを使う―DropboxとEvernote
友人にいわせると、Ubuntu最大の欠点はカリビアンコムとかdmmとかのエロ・サービスが楽しめないことだそうで。
なるほど一理ありますが、そのせいかどうか、Ubuntuにはデフォルトの状態でBittorentクライアントがインストールされています。カリビアンコムの正門からは入れないけど、裏口からなら入り放題、ってなところでしょうか。
それにしても、なんでこんなもんデフォルトで入れてるんでしょう? ちと謎です。P2Pネットワークはクライアント/サーバモデルではなくユーザどうしでつながるものだからLinux的だ、とでもいいたいのかな? たしかにそういう面がないではないけど、ちょっとムリヤリだよなあ。
カリビアンコムのサービスは対応してなくたっていいんですけど、Windows環境で常用してるもので、Linuxでもぜひ使いたいウェブ・サービスが2種ありました。
ひとつはDropbox。
いわゆるオンライン・ストレージですが、ローカルのフォルダ(Linuxならディレクトリ)と、ウェブ上のストレージの同期を自動化してしまうサービスです。アップロード/ダウンロードの手間がいらないわけで、これは大した発明だと思います。おそらく技術的には難しいことをしてるわけじゃないと思うんですけど、このアイデアにはホント、敬服しました。
幸いなことに、DropboxにはきちんとLinux用のクライアント・ソフトが用意されていました。ブラボー!
(UbuntuもDropboxとよく似たUbuntu Oneと呼ばれるサービスを提供しています。でも、これはUbuntuどうしじゃないと同期が効かないので、わたしのようにUbuntuマシン1台のユーザにはあまり意味がありません)
もうひとつ、Evernoteはどうしても使いたいと思っていました。
Evernoteはローカルのソフトウェアに似たものがないので、使ったことのない人に便利さを伝えるのが難しいんですが、供給ベンダーは「脳の拡張」と呼んでいます。それは大げさだと思いますけど、似た部分はあるんじゃないかと思います。ウェブやら画像やらPDFやらメモやら、クライアント・ソフトに放り込んでおくだけで、勝手にウェブ上のストレージと同期してくれる。Dropboxと同様、今やEvernoteなしのコンピューティングは考えられなくなっています。
以前はLinux版のEvernoteクライアントもあったらしいんですが、どういうわけか現在は供給されていません。
でも安心。ここがLinuxのいいところです。有志が「Nevernote」という名のクローン・アプリを用意しており、そちらで対応することが可能でした。
早速インストールしてみました。
残念ながら、ちょっと使い物にならないな、というのが正直な感想です。
これはNevernoteが悪いわけじゃありません。Javaで動いているためです。
ご存じの方も多いと思いますけど、Javaは仮想環境をつくってその上でソフトウェアを動作させていますから、けっこうなマシンパワーを必要とします。非力なマシンでは起動するだけで相当な時間を要しますし、挙動も安定しない。いかにSSD化してチューンアップしてるとはいえ、マシンはThinkPad X41です。おのずと限界があります。
Evernoteが使えないと困るなあ、と思っていたんですが、いろいろ調べてたら、ブラウザChromeの機能をもちいてウェブページをアプリ化する方法があることを知りました。
参考にしたのはここです。
http://viva-ubuntu.com/?p=2984
これ、すげえ便利! 独立したアプリとしてEvernoteのページが立ち上がりますから、クライアント・ソフトを使ってるのとほとんど変わりません。にもかかわらず、元がChromeですから動作も軽快。ちょっとした発見でした!
じつは、会社のWindowsXPマシンもEvernoteクライアントを動かすのはつらかったんです。Evenoteクライアントは、Javaによく似たMicrosoft .NETで構築されているから。
現在は同じ方法でアプリ化して、サクサク使えるようになっています。
Linuxで悩んでいたら、Windowsにも応用が利く妙案を得ました。
Linuxには悩まされることも多いんですけど、悩んだら悩んだなりに、得るものがあるんですよね。
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なるほど一理ありますが、そのせいかどうか、Ubuntuにはデフォルトの状態でBittorentクライアントがインストールされています。カリビアンコムの正門からは入れないけど、裏口からなら入り放題、ってなところでしょうか。
それにしても、なんでこんなもんデフォルトで入れてるんでしょう? ちと謎です。P2Pネットワークはクライアント/サーバモデルではなくユーザどうしでつながるものだからLinux的だ、とでもいいたいのかな? たしかにそういう面がないではないけど、ちょっとムリヤリだよなあ。
カリビアンコムのサービスは対応してなくたっていいんですけど、Windows環境で常用してるもので、Linuxでもぜひ使いたいウェブ・サービスが2種ありました。
ひとつはDropbox。
いわゆるオンライン・ストレージですが、ローカルのフォルダ(Linuxならディレクトリ)と、ウェブ上のストレージの同期を自動化してしまうサービスです。アップロード/ダウンロードの手間がいらないわけで、これは大した発明だと思います。おそらく技術的には難しいことをしてるわけじゃないと思うんですけど、このアイデアにはホント、敬服しました。
幸いなことに、DropboxにはきちんとLinux用のクライアント・ソフトが用意されていました。ブラボー!
(UbuntuもDropboxとよく似たUbuntu Oneと呼ばれるサービスを提供しています。でも、これはUbuntuどうしじゃないと同期が効かないので、わたしのようにUbuntuマシン1台のユーザにはあまり意味がありません)
もうひとつ、Evernoteはどうしても使いたいと思っていました。
Evernoteはローカルのソフトウェアに似たものがないので、使ったことのない人に便利さを伝えるのが難しいんですが、供給ベンダーは「脳の拡張」と呼んでいます。それは大げさだと思いますけど、似た部分はあるんじゃないかと思います。ウェブやら画像やらPDFやらメモやら、クライアント・ソフトに放り込んでおくだけで、勝手にウェブ上のストレージと同期してくれる。Dropboxと同様、今やEvernoteなしのコンピューティングは考えられなくなっています。
以前はLinux版のEvernoteクライアントもあったらしいんですが、どういうわけか現在は供給されていません。
でも安心。ここがLinuxのいいところです。有志が「Nevernote」という名のクローン・アプリを用意しており、そちらで対応することが可能でした。
早速インストールしてみました。
残念ながら、ちょっと使い物にならないな、というのが正直な感想です。
これはNevernoteが悪いわけじゃありません。Javaで動いているためです。
ご存じの方も多いと思いますけど、Javaは仮想環境をつくってその上でソフトウェアを動作させていますから、けっこうなマシンパワーを必要とします。非力なマシンでは起動するだけで相当な時間を要しますし、挙動も安定しない。いかにSSD化してチューンアップしてるとはいえ、マシンはThinkPad X41です。おのずと限界があります。
Evernoteが使えないと困るなあ、と思っていたんですが、いろいろ調べてたら、ブラウザChromeの機能をもちいてウェブページをアプリ化する方法があることを知りました。
参考にしたのはここです。
http://viva-ubuntu.com/?p=2984
これ、すげえ便利! 独立したアプリとしてEvernoteのページが立ち上がりますから、クライアント・ソフトを使ってるのとほとんど変わりません。にもかかわらず、元がChromeですから動作も軽快。ちょっとした発見でした!
じつは、会社のWindowsXPマシンもEvernoteクライアントを動かすのはつらかったんです。Evenoteクライアントは、Javaによく似たMicrosoft .NETで構築されているから。
現在は同じ方法でアプリ化して、サクサク使えるようになっています。
Linuxで悩んでいたら、Windowsにも応用が利く妙案を得ました。
Linuxには悩まされることも多いんですけど、悩んだら悩んだなりに、得るものがあるんですよね。
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2010年11月29日月曜日
Ubuntuの「試してくれよ!」というメッセージ
Ubuntuの特徴――それはなんといっても、インストールがらくちんなことでしょう。
LinuxはWindowsよりずっと使いやすいOSだ、なんて語る人がたまにいるんですが、それはどうかな、と思っています。
すくなくとも、今日はじめてパソコンに向かい、OSを操りはじめる人にとって、どっちがわかりやすくて扱いやすいか、といったら断然Windowsだと思います。ソフトや周辺機器も充実してるし、初心者にも親切です。ついでにいえば、最新のWindows7もとても優れたOSだと思います。
でも、インストールだけは、WindowsよりUbuntuのほうが絶対にらくちん。
Windowsはインストールが終わるまでに、何度も何度も再起動しなければなりません。時間もずいぶんかかります。でも、Ubuntuのインストールに再起動はありませんし、時間だってかからない。ユーザ認証のためのコード入力とかもないですから、手間もたぶん、Windowsよりすくないと思います。
Ubuntuの特色はもうひとつ。
インストールが終われば、なんの設定もなくインターネット接続でき、動画や音楽などのマルチメディアもイケることです。
当たり前じゃないか、というなかれ。Linuxはかつて、このあたりの設定を手動でしてあげないと動かないOSだったんです。
「設定ファイル」という名のテキストファイルをいじって、PCのパーツをひとつひとつ認識させていく。モデムはこれ。サウンドカードはこれ。モニタはこれ。GUIのツールなんかほとんどありませんでしたから、エディタ上での作業が大半でした。
そのころに比べると、Ubuntuは本当に親切です。同じLinuxとは思えないぐらい。
インストールの解説もきわめてていねいです。
もちろん、トラブルが起こる機種もあるんでしょうけど、それは大なり小なりWindowsでもあることですよね。
さらに、UbuntuはUSBメモリにインストールして試すことができる。
PC本体にはインストールしないわけですから、常用しているWindows環境に手をつけずに、使用することができるんです。「試す」ことがすごく簡単になっているんですね。
「試してくれよ!」というメッセージなんだと思っています。
開かれたLinux。
それがUbuntuです。
でも、どんなにシュガーコーティングされ、食べやすそうに見えようと、LinuxはLinuxです。めんどくさいところはやっぱりめんどくさい。プラグ・アンド・プレイ(もしかして死語?)とはいかないところもけっこうあります。
そのあたり、楽しんでやれる人ならぜひ使ってほしいなあ、と思っています。
なんてったってタダ。これがでかいよ。
じつは、この「タダ」には深〜い意味があるんですが、それはこの後、おいおい書いていくつもりです。
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LinuxはWindowsよりずっと使いやすいOSだ、なんて語る人がたまにいるんですが、それはどうかな、と思っています。
すくなくとも、今日はじめてパソコンに向かい、OSを操りはじめる人にとって、どっちがわかりやすくて扱いやすいか、といったら断然Windowsだと思います。ソフトや周辺機器も充実してるし、初心者にも親切です。ついでにいえば、最新のWindows7もとても優れたOSだと思います。
でも、インストールだけは、WindowsよりUbuntuのほうが絶対にらくちん。
Windowsはインストールが終わるまでに、何度も何度も再起動しなければなりません。時間もずいぶんかかります。でも、Ubuntuのインストールに再起動はありませんし、時間だってかからない。ユーザ認証のためのコード入力とかもないですから、手間もたぶん、Windowsよりすくないと思います。
Ubuntuの特色はもうひとつ。
インストールが終われば、なんの設定もなくインターネット接続でき、動画や音楽などのマルチメディアもイケることです。
当たり前じゃないか、というなかれ。Linuxはかつて、このあたりの設定を手動でしてあげないと動かないOSだったんです。
「設定ファイル」という名のテキストファイルをいじって、PCのパーツをひとつひとつ認識させていく。モデムはこれ。サウンドカードはこれ。モニタはこれ。GUIのツールなんかほとんどありませんでしたから、エディタ上での作業が大半でした。
そのころに比べると、Ubuntuは本当に親切です。同じLinuxとは思えないぐらい。
インストールの解説もきわめてていねいです。
もちろん、トラブルが起こる機種もあるんでしょうけど、それは大なり小なりWindowsでもあることですよね。
さらに、UbuntuはUSBメモリにインストールして試すことができる。
PC本体にはインストールしないわけですから、常用しているWindows環境に手をつけずに、使用することができるんです。「試す」ことがすごく簡単になっているんですね。
「試してくれよ!」というメッセージなんだと思っています。
開かれたLinux。
それがUbuntuです。
でも、どんなにシュガーコーティングされ、食べやすそうに見えようと、LinuxはLinuxです。めんどくさいところはやっぱりめんどくさい。プラグ・アンド・プレイ(もしかして死語?)とはいかないところもけっこうあります。
そのあたり、楽しんでやれる人ならぜひ使ってほしいなあ、と思っています。
なんてったってタダ。これがでかいよ。
じつは、この「タダ」には深〜い意味があるんですが、それはこの後、おいおい書いていくつもりです。
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Ubuntu生活のはじまり
使わなくなっていたノートPCにUbuntu Linux10.10をインストールしました。
Ubuntuのある生活がスタートしたのです。
Linuxとの関わりは古く、はじめてインストールしたのはslackware Linuxのバージョン7でした。歴史だけなら10年以上あるんです、はい。
でも、常用したことはなかった。
Windowsとのデュアル・ブートではない、Linuxだけが動くマシンをもったのは、これがはじめてのことです。
とはいえ、当初からLinuxに重きがあったわけではありません。むしろメインは、使わなくなったノートPCの改造にあったんです。
昨今のネットブックと比肩しうる性能をもっているのに、日立製1.8インチハードディスクが遅すぎるせいでお払い箱にせざるを得ない悲しいマシン。
IBM ThinkPad X41。
激遅ディスクをSSDにかえれば、遅いと感じることもなくなります。
そのためにはちょっとした改造をほどこさなければなりませんが、当初はそれが目的でした。
要は、機械いじりして遊びたかったんです。
OSにはUbuntu Linuxを選択する、というのは決定事項でしたが、インストールしてそれっきりでもいいと思っていました。だってメインマシンはほかにあるんだし、そっちに満足してるし。ムリして古いマシンを使わなくたって、ねえ?
でも、どうしてですかね?
Ubuntuに必要な、いろんなめんどくさい設定――Windowsユーザからしたら絶対そうです――をしているうちに、「ああ、Linuxって楽しいなあ」と思えてきたんです。
改造しちまってから、X41がIBMのつくったThinkPadのラスト・モデルだと知って、愛着がわいたのも大きかった。なによりキーボードが調子いいんですね。打鍵がキモチいい。X41って、激遅ディスクを除けば素晴らしいマシンだったんだな、と実感できました。
使い続けてみよう、と思いました。
「Linuxに関わり続けるべし」という天の声も聞こえたような気がしたのです。すこし大げさですけど。
Ubuntuのある生活。
わたしの生活を、Ubuntuを通して見ていこう、と思いました。
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Ubuntuのある生活がスタートしたのです。
Linuxとの関わりは古く、はじめてインストールしたのはslackware Linuxのバージョン7でした。歴史だけなら10年以上あるんです、はい。
でも、常用したことはなかった。
Windowsとのデュアル・ブートではない、Linuxだけが動くマシンをもったのは、これがはじめてのことです。
とはいえ、当初からLinuxに重きがあったわけではありません。むしろメインは、使わなくなったノートPCの改造にあったんです。
昨今のネットブックと比肩しうる性能をもっているのに、日立製1.8インチハードディスクが遅すぎるせいでお払い箱にせざるを得ない悲しいマシン。
IBM ThinkPad X41。
激遅ディスクをSSDにかえれば、遅いと感じることもなくなります。
そのためにはちょっとした改造をほどこさなければなりませんが、当初はそれが目的でした。
要は、機械いじりして遊びたかったんです。
OSにはUbuntu Linuxを選択する、というのは決定事項でしたが、インストールしてそれっきりでもいいと思っていました。だってメインマシンはほかにあるんだし、そっちに満足してるし。ムリして古いマシンを使わなくたって、ねえ?
でも、どうしてですかね?
Ubuntuに必要な、いろんなめんどくさい設定――Windowsユーザからしたら絶対そうです――をしているうちに、「ああ、Linuxって楽しいなあ」と思えてきたんです。
改造しちまってから、X41がIBMのつくったThinkPadのラスト・モデルだと知って、愛着がわいたのも大きかった。なによりキーボードが調子いいんですね。打鍵がキモチいい。X41って、激遅ディスクを除けば素晴らしいマシンだったんだな、と実感できました。
使い続けてみよう、と思いました。
「Linuxに関わり続けるべし」という天の声も聞こえたような気がしたのです。すこし大げさですけど。
Ubuntuのある生活。
わたしの生活を、Ubuntuを通して見ていこう、と思いました。
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